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私の独特でくだらないアスペ特性 2019/12/28

お世話になっております。カウンセラーの松島です。 本日12月28日 本年の仕事納めです。 今年は自著出版に続き、女性の発達障害専門カウンセリングに運営展開したことで隙間なく仕事をさせていただきました。

発達障害専門にしたことで、毎日、発達障害のお話を聴かせていただくわけですが、発達障害は本当に当事者それぞれ特性が違うので、ご相談内容もかなりバリエーションに富んでいます。 しかしながら私自身もアスペルガー当事者であり、私自身の特性も独特であると、日々面談を通じて、来談者さんと大笑いしながら、再確認することも多々あります。

私は今でも、やらかすことが、たくさんあります。 あ~またやっちゃった、ってことは、よくあります。 最近では、私が外出先でやらかすと、娘が「お母さん、アスペが出てるよ。こーいうときは、こうしたほうがいいよ。」と、私を諭してくれます。 「お母さん、またやらかしたね。ごめんね。」と素直に謝るのですが、またしばらくすると、私はやらかします。

私はカウンセラーで、人様に改善をご提案する立場ですが、日々、やらかしています。でも、それなりに、普通の人のマネをしながら、人様に嫌われない程度に、平和に生きています。

今回、そんな私の独特でくだらない特性を少しだけお話してみます。

ちなみに、夫に、「ブログで私の特性について書いてみる」と伝えたところ、私の独特な特性を熟知している彼からは「キミの頭の中はほとんどSF。一般的に理解できないことが多いから、ブログでは控えめに書くように」とアドバイスをもらいました。なので、あまりひかれないように、マイルドな特性を控えめに書いてみます。

●フードや布団など「被ること」が好き● 私はうれしいとき、楽しいとき、はたまた、悲しいとき、不安なとき、「被る」という行動をとりたくなります。不安なときなど、何かを被る心理は一般的にありますが、私の場合は、うれしいときもフードを被りたくなります。気分が変調すると、頭から肩まで、すっぽりと何かで包みたくなります。人前ではやらないように気を付けています。ひとりでいるときは、(室内なのに)フードをかぶったり、タオルケットをかぶって、機嫌良くしているときがあります。ちなみに自閉系の特性を持つ子どもも、「被る」という行動で心の安定を保つ様子が見受けられます。

●ボタンが好き● 子どもの頃から「ボタン」「スイッチ」が好きでした。なんならずーーっと、パチパチと押していたい衝動がありました。子どものときから、ボタンへのこだわりが、自分でもへんだなと思っていて、でもきっと大人になったら直るだろうと思っていたのですが、結局47歳になっても、ボタンが好き。 バスの停車ピンポン、レストランの注文ピンポン、子ども科学館にたくさんある数々の仕掛けボタン、当然、私は、ムズムズと衝動的に指が出る…のですが、一応大人なのでお子さんに譲ります。そこはちゃんとわかっています。 コックピットの映像などを見ると、もんのすごくテンションが上がります。だってボタンに囲まれているんだもの!パチパチ祭りじゃ!

●虫が好き● これは大人になってから確信をしました。虫の全体的なフォルムが好きなのではなく、虫それぞれの特性に興味があります。自分の身体より大きなものを運ぶアリや、自分の身体よりもはるか高く飛ぶバッタなど、その生態は不思議がいっぱい。まるで無敵なアンドロイドみたい。私は本気で「虫 宇宙から来た説」を信じています。ちなみに虫を見るときは、虫の裏側を見ます。虫の足の付け根がけっこう好き。あと、虫の血の色が、緑っぽいのも、メカっぽくて好き。

●子どもの頃、電話帳を読んでいた● アスペは情報が大好きです。しかし40年前にネットはありません。情報を得る、という言葉さえ、日常的には使われていませんでした。しかし、なんでもいいので情報を頭に入れたかった小学生~高校生の私は、黄色の分厚いタウンページや個人電話帳を、「あ」から「わ」まで順番に、ひたすら読んでいました。この時代にネットがあったら、きっと私はネット中毒になっていたと思います。発達障害の子どもがスマホ中毒になりやすいことを聞くたびに、そりゃそ~だよ、と思います。ちなみに、「ネジのカタログ」も好きでした。

以上、私のなかの、まだ人に話せる程度の、マイルドな特性を、ほんの一部をお話しました。

発達障害はとくに、人間関係や物事において、独特な考え方があります。 私も、人間関係や物事については自分なりの考え方や理由があり、それがどんなふうに私の人生や人間関係に影響を与えたのかお話したい気持ちはあるのですが、たぶんそれは、文字だと誤解されてしまう可能性があるので、ブログでは控えますね。

でもきっと、発達障害の当事者なら、「わかるっ!」と感覚をわかち合えると思います。 当事者と向き合っているご家族なら、「あの子もそう言っていた!」「だから夫はそう行動していたんだ!」と点と線が結ばれることもあると思います。

当事者の価値観やこだわり、考え方は独特で、人には理解されにくいことが多々あります。 独特な私だから、当事者のあなたを理解できるかもしれません。 独特な私だから、当事者と向き合うご家族に、当事者の気持ちを代弁できるかもしれません。

私は2020年も、私ができることを、私しかできないことを、全力でご提案させていただきます。

松島ちほ

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