モラハラ対処法「美しき悪人」
お世話になります。家族療法カウンセラーの松島です。
子どもの反抗に困っている
子どもを叱りすぎてしまう
私(お母さん)自身の心の落ち込みがとまらない
私(お母さん)自身の人間関係に悩んでいる
これらのお悩みは一見すべて別の問題のように見えます。
もちろん人様のお心、生き方は多様ですので問題背景は様々ですが
実のところ、これらの問題の根底には同じ問題要因が潜んでいることが多くあります。
「モラハラ夫」の存在
子どもの問題行動、お母さん自身の生きづらさの根底には、モラハラ夫の存在が子どもやお母さんに影響を与えている場合が少なくありません。
そして、お母さん(妻)自身が夫のモラハラに気付いていません。
または、うっすらと夫のモラハラに気付いていても、そんなはずはない、あの人はいい人だと、思い込んでいます。
ママクレアをはじめて2年になりますが、隠れモラハラ被害者さんのカウンセリングは後を絶ちません。
隠れモラハラ被害者さんへのご対応は、まずご自身がモラハラの被害者であることを認識していただきます。
隠れモラハラ被害者さんは、夫のやっている行動に疑問を持ちません。
夫が子どもに怒鳴っても叩いても厳しすぎても、夫が「これはしつけだ」と言えば、
妻は「…夫がいうのならそうなんだろう…」「夫は頼もしい」と理解します。
夫が妻に怒鳴ったり嫌味を言っても、夫が「お前が悪い!」と言えば、
妻は「…私が悪いんだろう…」「私がもっとがんばれば…」と理解します。
モラハラ夫に妻はどのように対応するべきか。
私は様々な本や情報を集め調べてみました。
モラハラ夫の妻は
・夫にはっきりと自分の意見を伝えよう
・夫とよく話し合おう
・安心できる場所をつくろう
・楽しいことを見つけよう
・離婚をしましょう
ぬるいっ!!!
ぬるすぎる!!!
世間に出ているモラハラ本などにはこんなキレイゴトばかりが書いてある。
こんなんで夫に支配されている暮らしが改善できるわけがない。
っつーか、これができてたらはじめからやってるし!
で、最終的には離婚方法がレクチャーされている。
まるでモラハラから脱するには離婚しかないような結論。
私は日々カウンセリングをやっていて強く思うが、子どもを抱えた女性がそう簡単に離婚などできるわけがない。
モラハラ被害者は事実、離婚したいけどできないケースがほとんどではないだろうか。
離婚しないでモラハラ夫と暮らす方法…私はものすごく考えました。
まず、モラハラ夫には常識や情が通用しません。
だってモラハラ夫は正しくない方法で主張をし、家族を支配しているから。
モラハラ被害者(妻)はとても優しく穏やで常識的な女性です。
どれだけ夫にイヤなことをされても、それでも「正しく」「常識的」に夫に関わろうとします。いつか理解してくれるだろうと根気よく夫と関わります。
モラハラ夫は、そんなあなたの優しさを利用しているのです。
あなたは優しい。常識的で天使のような人柄です。
でもね、モラハラ夫には「正攻法」は効果がありません。
結論。
モラハラ夫と離婚しないで暮らすには「戦わずして勝つ」が目標。
そのためにはあなたは少しだけ「悪い人」「ズルくなる」必要があります。
安心してください。
あなたは超のつくほどの善人です。
実際あなたが悪い人になろうと思っても、本物の悪い人にはなりません。
あなたに必要なのは、夫の前だけ、ほんの少し「悪い人になる」「ズルくなる」勇気です。
夫の機嫌を損ねないようにしながら、夫の要求に従わない。
夫の機嫌を損ねないようにしながら、自分の好きなことをやる。
それはあなたがほんの少しだけ「悪い人」ズルくなることで可能になります。
これらの行動が手に入ると、あなたはグッと生きやすくなります。
あなたの心に余裕ができ、子どもにも優しく接することができます。
夫と戦わずして夫の言動が収まると、あなたはきっと自信も手に入るでしょう。
モラハラ夫と離婚しない方法。
夫の前だけ「少しだけ悪い人になる」
夫の前だけ「ズルくなる」
あなたは美しく正義をもった悪い人になれるはずです。
ここで詳しく悪い人になる方法を掲載したいのですが、掲載できない事情があります。
それは、モラハラ夫のタイプによって慎重に対策を練る必要があるからです。ここで掲載してしまったことをあなたがそのまま行動して夫から逆攻撃されてしまうことがあっては無責任な掲載になってしまいます。
ご興味ある方は、お気軽にお問い合わせください。
一度カウンセリングにお越しいただき、ご家庭の様子を聴かせていただけたら助かります。