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なぜなぜちゃん

あけましておめでとうございます。マツシマです。 カウセンリングには、いろんな方がおみえになります。 恋愛、結婚、育児、仕事、不倫・・・ 似たような悩みを聴くこともありますが ご相談の背景にある感情は、おひとりおひとり、すべて違います。 10人いたら10通りの感じ方があります。 自分を感じる、という感覚はとても大切で、私自身も、体感を重視したカウンセリング手法を使うことが多くあります。 そんななか、「感じすぎる」傾向の方もいらっしゃいます。 私は、今、なぜ、この状況にいるのだろう。 人は「意味づけ」の生き物です。 自分がどうして今、この状況にあるのか。 そこに「意味」を見出すことで、行動にうつす動機づけを得ます。 自分を感じ、意味づけする作業はとても大切。 ですが、 「なぜなぜちゃん」になってはいけません。 この問題はなぜおこったのだろう? なぜあのとき、私はこう言えなかったんだろう? なぜ私はこんなめに遭うのだろう? なぜ、なぜ、なぜ・・・??? このように、カウンセリングの場で、なぜなぜちゃんに変身する方が時々おられます。 ご本人なりに問題を掘り下げているご様子ですが 私は「なぜなぜ迷路に入っちゃったな・・・」と思うことがしばしばです。 なぜ?の問いかけは、物事をしっかりとイメージし、前向きに問題要因を探り、要因に取り組む、もっともよい質問方法です。 しかし、なぜなぜの迷路に入ってしまうと、最終的には、自分をどんどん責める方向に行ってしまいます。 なぜなぜ、と考えることは大切ですが なぜなぜの迷路にはまることは、「思考のワナ」にはまったことと同じ。 あとはマイナス方向に進むだけ。出口のない迷路。 思考はけしてポジティブな道案内を、あなたに与えません。 なぜなぜの思考は、ときに「自己防衛機能」となります。 自分をなぜなぜと考えさせることで、無意識に、本来見なければいけない問題から本人を遠ざけていることが多くみられます。 本人は問題を追っかけているつもりでも、ネガティブな方向へ向かっている。 そんなクライエントさんを多く見ます。 自分を掘り下げることは、良いことです。 しかし、「なぜなぜ」といくら掘り下げても答えがでないときは 思い切って掘り下げることをヤメましょう。 2015 迎春 わからないことにいつまでも取り組むより わかることからはじめてみよう! 今年もよろしくお願い致します。 マツシマ

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