発達障害子とコロナ 2020/5/13

こんにちは。カウンセラーの松島です。

コロナ禍のため3月4月と二か月間の休業をいただきました。

4月半ば頃、来談継続中のクライエントさんにメールを送り、お会いできない期間の近況をお伺いしました。

長い休校のため、家庭で親子で過ごす時間が多くなりました。休校のため子どもの生活リズムが崩れ、予習型の宿題が出されている状況に、発達障害子を育てるお母さんがご苦労されておられるのではと、とても気がかりでした。

お母さんの近況報告の中には、

「ADHD多動の子が、外で身体を動かせないことに、ストレスを感じている様子」

「学校がないのでASD子のルーティンが乱れている。新しい行動様式にも慣れない様子」

「グレーゾーン子。宿題もすぐに終わってしまい時間がある。ゲームやYouTubeにドハマり」

「LDの子にとっての家庭学習は、親子ともに地獄」

など、ご苦労の様子が伝わってきました。

が、

私のクライエントさん(お母さん)たちは、ご苦労を語ったその後、このような言葉が続きます。

「でも、学校に行かないので、子どもが落ち着いているんです。」

「たしかに生活リズムは乱れたけれど、今までにないほどノンビリと過ごしている。子の顔つきが穏やかでやわらかい。」

「学校に行っていたときは、学校のことや友達のことなど、あまり話してくれなかった。休校の今、親子で一緒にテレビを見たり図鑑を見たりすると、子は自分の気持ちや考えをよく話してくれる。ちゃんとコミュニケーションがとれるんだなと思った。」

と、いうように

休校になったことが、発達障害子にとって、とてもよいリフレッシュになっていることもうかがえます。

アスペルガーの私自身も、とにかく学校が嫌でした。勉強もできないし友達ともうまくできない。小中学生の私は、毎日毎日「明日、東海地震になれ。地震が起きて何もかも壊れれば学校が無くなる。お父さんとお母さんの仕事もなくなって、ずっと家に一緒にいられる。」と本当に毎日毎日そう願っていました。

発達障害子やグレーゾーン子は、毎日がんばって、緊張感を持って、感情を押し殺し、なんとか学校に行っています。

休校は学力の遅れやご家庭の負担があることは、私も重々わかっています。

でも私は、子どもの頃の私みたいに、学校でがんばりすぎている発達障害子に言いたい。

「家にいられてよかったね。安心して過ごせてよかったね。怖いことから逃げられてよかったね。お母さんお父さんとずっといられてよかったね。」

休校の中、ご家庭で発達障害子がご機嫌良く過ごせているのは、家庭を安心できる場所にしてくださっている親御さんのおかげです。

コロナ禍でご苦労がある日々でも、お母さんお父さん自身のメンタルが安定しているからこそ、子も安心して家庭にいられるのです。

子の休校に伴い、親御さんもお仕事を減らし、家にいる時間が増えた方もいらっしゃると思います。

人は時間があると、いろいろなことを想い考えます。今の自分について、家族関係についてなど、いろいろなことに気づくこともあるでしょう。心にあった古傷が痛みだし、不安を感じ、自身の未解決の人生問題と向き合うこともあるかもしれません。

もし今、あなたの心に、苦しい気持ちや、不安感、怒り、行き詰まり感があったら、カウンセリングを利用してみてください。心が整理されると、気持ちが安定します。

面談で気持ちを語り、カウンセラーと一緒に考えることで、「今やったほうがいいこと」「今やらなくていいこと」「これからやったほうがいいこと」が明確になり、気持ちが楽になります。

子どものゴキゲンも大切ですが、お母さんのゴキゲンがなにより、一番大切です。

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