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子どもの問題=家族の問題

September 30, 2015

お世話になります。家族療法カウンセラーの松島です。

私は子どものころ、ものすごく母親に怒られて育ちました。
私は3人姉弟の真ん中ですが、3人のなかで、一番に自己主張が強かったと思います。
自分の意見をハッキリといい、わからないこと、納得のいかないことは、食い下がってでも親に聞いていた記憶があります。
私は単純に、疑問について、親に応えてほしかっただけなのですが

うるさい!親の言うことが正しい!
なぜって言うな!
理屈ばっかり言う子どもだよ!

最終的には、母親の、こんな言葉で会話が終わっていました。
今、思えば、仕事や育児家事で忙しく、母に精神的余裕がなかったことは理解できます。


私は、今、カウンセラーになり、母親専用のカウンセラーをやっています。
「子どもと衝突ばかりしてしまう。私はあの子が理解できない。」
このようなご相談を聴かせていただくたびに、
このお母さんが抱えている本当の問題は何かな、と思います。

私のカウンセリングでは、お子さんとの関係や、お子さんの問題行動でお母さんが悩まれた場合、
ご夫婦関係をもう一度みつめ直してもらうことがあります。

『夫婦の問題を子どもの問題にすり替える』
心理学上、このようなパターンは、けして少なくはありません。


私の子どもの頃のお話しに戻ります。

私の父は、とても自由な人で、自分のやりたいように生きている人でした。
事業を経営していたので、それなりの責任はあったと思いますが、とにかく自己主張が強く、自分の思う通りに物事をすすめたい人でした。

母は、父の悪口を言ったことがありません。

お父さんは立派だ。
お父さんに食わせてもらっている。
お父さんを怒らせてはいけない。

しかし、それって本心かな~と、子ども心に、母の言葉を疑う自分がいました。

私が大人になって家族療法を学んだとき、本来、父へ向かわれるはずの怒りが、「父の行動に似ている子ども(私)」に向けられたのだと、知りました。

たとえば
夫に、自分とは正反対の性格があって、ときどき、夫の行動にイラッとする。
イラッとする程度で、夫に対しては、それほど意識は働かない。
しかし、子どもが、夫と似たような行動をすると、「なんでそんなことするの!」と、ものすごく腹が立ったりする。
そして「私は子どもと衝突ばかりしてしまう。私はあの子が理解できない。」と子どもの問題にすり替わる。


私は、いつも思います。
家族のなかで問題がおこったとき、誰かひとりだけが悪いことなど、ありません。
子どもが登校拒否だ。子どもが非行をした。
それは子どもだけの問題ではなく「家族全体の問題」なのです。


だからときどき
「なぜ私は、この人を自分の夫(妻)として選んだのかな」と考えてみるのもいいかと思います。自分が相手に何を求めていたのか。
夫婦関係を改めて考えてみることで、子どもとの問題の糸口が見えてくることもあります。


ちなみに、私の母ですが
今ではすっかりしっかり、怒りを本人(父)に向けて、「正しく」怒りを表現しています。
お父さんも、素直にお母さんに怒られています。
そんな初老の夫婦を見つつ、結果オーライ…っと小さくつぶやく、カウンセラーなのでした。

 

 

 

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